本/雑誌/TV/映画

YMサロン座学でお話ししたこと

着物の仕立て方・頼み方
12/1のYMサロンでは、朝昼夜と3回の座学を開催しました。

今回は、

〜歴史編〜 「着物は、どのような変遷を辿って現在の形になったのか?」

〜知識編〜 「寸法について」

〜季節編〜 「羽織物・防寒について」

を1時間ほどでご紹介。

寸法のお話の中で参考にしたテキストは、カリスマ仕立師 一衣舎の木村幸夫先生の『着物の仕立て方・頼み方』世界文化社刊 です。

着る側のユーザーは、自分で縫う方法というよりは、仕立てて頂く際にユーザー側が持っておくべき知識を必要としていると思います。

実際、後日お稽古にいらして下さった生徒さんの寸法を検証したところ、「身丈=身長」の割り出しでは、腰紐がおへその辺りの場合やはり長すぎる、という結論に達しました。

次回は、2/1(木)を予定しております。ぜひお待ちしております。

 

『着物の事典』

着物の辞典

 

着物をはじめる時に、どんな本を読んだら良いですか?とよく聞かれます。

もし、どうしても一冊だけ、ということであれば、大久保信子さんが監修されている、『着物の事典』をオススメします。

着物の本は、種類や格や歴史などの知識のこと、着付けやヘアメイク、コーディネートなどの実践的なこと、浴衣や帯結びなどテーマに沿ったものなど、種々様々ですが、要素が多いため、それらを一冊に分かりやすくまとめるのは、なかなか難しいことです。

もっと初心者向けに特化した本もあるのですが、なかなかこれといった本がありません。その中でも、ぎっしり中身が濃く詰まっていて少々ヘビー級、どちらかというと中級者向けではありますが、一冊で着付け以外の大体がカバーできる、という意味で非常にバランスの良い優れた本です。

これはどうだったかしら?とふと疑問に思った時に、目次を見ながら読んでみると、非常に分かりやすく解説されています。

着てみる前から知識が先行し過ぎると楽しくなくなりますが、ある程度着られるようになったら、手に取ってみると良い本かもしれません。

 

伝統を知り、今様に着る
着物の事典
大久保 信子 監修
池田書店
2011.4

 

2017-08-16 | Posted in BLOG, 本/雑誌/TV/映画 | Tagged as ,,

 

『着物の悦び』

着物の悦び 林真理子

名著だと思う。

久しぶりに引っ張り出して読んでみると、面白くて止まらなかった。この人は、やはり思考がとてつもなく優れている。

初心者のちょっとした経験談をさらさら書いているようでいて、その内容は実に普遍的。

こちらが何年もかけて考え出した、初心者に伝えるためのコツなど、実にさりげなく登場する。

また、ぜひ着物について書いて頂きたいなぁと思います。読み直しは、自分の変化をも感じられるから、楽しい。

着物の悦び
林 真理子
1996.11

2017-08-03 | Posted in BLOG, 本/雑誌/TV/映画 | Tagged as ,,

 

一葉のきもの

書く女
昨日は、二兎社『書く女』@世田谷パブリックシアター、初日のお芝居を観劇しました。

短い生涯のなかで、物書きとして上り詰めた樋口一葉の生涯を描いた本作品は、2006年寺島しのぶ主演で初演された際に、演劇賞をさらった人気作。

ピアノ生演奏のLive感と共に、丁寧に作り込まれた正統派のお芝居に引きずり込まれ、あっという間の3時間。主演は、超実力派女優として人気を博す、黒木華さん。

樋口一葉は、もう彼女しか考えられない、と思うほどにぴたりとはまり、物書きを志す萩の舎時代の初々しさから、若くして病に倒れる晩年の凄みまでを、見事に演じ分けられていて、ひどく舞台が小さく感じられるほどに、魅力とエネルギーに溢れていました。

お芝居の衣装は、一葉が生きた明治の装い。

明治の装いといえば、まっさきにイメージするのは、凝った刺繍衿をたっぷりと出した華やかさ。女学生や活動家は、ブーツに袴で闊歩した時代でもありました。

しかし、士族の生まれながら、生活の困窮に苦しんだ一葉は、終始、縞のきものに、地味な色合いの昼夜帯。妹くにと共に、晴れ着を質に入れるシーンが繰り返し登場します。そして、その鬱憤を晴らすかのように、一葉の小説のなかには、吉原近くの市井の風俗を取り入れた、リアルで活き活きとした装いの美しい人々が数多く登場するのです。

 

一葉のきもの
そんな一葉の時代のきもの、さらに、「たけくらべ」「にごりえ」「十三夜」など、一葉の描いた小説のなかに登場する女たちのきものについて、とてもよく描かれているのが、『一葉のきもの』。実際の写真や、鏑木清方や水野年方の画を交えて、この時代の生活風俗を紐解きながら、明治時代のきものについて、非常に理解の深まる一冊となっています。

一葉のきもの
近藤富枝・森まゆみ著
2005.9
河出書房新社

 

2016-01-22 | Posted in BLOG, 本/雑誌/TV/映画 | Tagged as ,,

 

森田空美のシンプル華着付け

森田空美のシンプル華着付け
浴衣から振袖まで、変わり結びに注目したテキスト。
シンプルながら、華やかさの楽しい、変わり結びが数多く登場します。

成人式を控えたこの季節、変わり結びに注目です。

森田空美のシンプル華着付け
森田空美
世界文化社
2015.12

 

ゼロから始める 小島慶子のきもの修行

ゼロから始める 小島慶子のきもの修行

 

ゼロから始める 小島慶子のきもの修業
小島慶子 著 / 監修: 青山 八木
2015/3
講談社

2015-04-05 | Posted in BLOG, 本/雑誌/TV/映画 | Tagged as ,,,

 

『更紗: 美しいテキスタイルデザインとその染色技法』

更紗: 美しいテキスタイルデザインとその染色技法

 

工芸ライターの田中敦子さんの『更紗 美しいテキスタイルデザインとその染色技法』が出版されました。

インド更紗をはじめ、シャム、ペルシャ、ジャワ、ヨーロッパ、そして日本の和更紗といった、貴重な更紗が百点以上も掲載されているばかりでなく、現代のインドに受け継がれている更紗技法から(なんと、インドでも取材!)、ジャワ更紗、和更紗の技法も目で見て、学ぶことができます。
本著は、渞忠之さんによる美しい写真が心地よく配され、全く見飽きることがありません。
 一枚、また一枚とページを繰っていくと、こんなに多様で美しい更紗があるのか、と楽しい発見の連続です。
副題に「美しいテキスタイルデザイン」とあるように、世界中の更紗の文様デザインとともに木版図版まで収録されたこの本は、更紗が好きな人や染織に携わる人だけではなく、デザインに関わる人たちにも向けて出版されたものです。でも、ページから聞こえる著者の声は、日本のものづくり、特に若い工芸作家に向けて、「もっと古き美しい仕事に学んでほしい」と訴えているように感じました。
現代のインドの職人を取材して、その仕事を通して更紗の技法を見せるページ——とても貴重なページのあとに、「プロセスで知る更紗の技法」が置かれています。そのプロセスを見せてくれたのは「更紗の古法を学び伝える日本の若き作り手たち」。インド更紗を吉岡更紗さんが、ジャワ更紗を渡辺智子さんが、和更紗を中野史朗さんが担当しています。いずれも古き美しき職人の仕事に学び、ご自分の創作の糧とされている方たちです。
名前も伝わらない職人たちの更紗を、深い敬意でもって採り上げた一冊です。『江戸の手わざ』『もののみごと』『インドの更紗手帖』の著者であり、長年にわたって職人の仕事に光を当てつづけてきた田中敦子さんだからこそ、生まれた本だと思いました。
この本、そして前著の『インドの更紗手帖』の撮影にあたり、京都と東京で微力ながら、お手伝いをいたしました。本物を実際にみて、触れる、貴重な機会を賜ったことが、私の仕事のなかで、今後の糧になることは疑いようがありません。
ぜひ、多くの皆様に、この本を手にとって頂きたく存じます。

更紗: 美しいテキスタイルデザインとその染色技法
田中 敦子 著
2015/1
誠文堂新光社

2015-01-18 | Posted in BLOG, 本/雑誌/TV/映画 | Tagged as ,,,

 

マイ・フェイヴァリット -きものに託して-

マイ・フェイヴァリット-きものに託して-

 

こちらも、新しく発売。ファッションデザイナー 稲葉賀惠さんの、新刊。シックな縞の表紙が素敵です。

マイ・フェイヴァリット きものに託して
稲葉賀惠
集英社インターナショナル
2014年9月

2014-09-27 | Posted in BLOG, 本/雑誌/TV/映画 | Tagged as ,

 

クロワッサン特別編集 着物の時間。

クロワッサン特別編集 着物の時間。

大人気長寿連載、クロワッサン 着物の時間のムック本第4弾。毎回盛りだくさんで、楽しみな一冊。

クロワッサン特別編集 着物の時間。
マガジンハウス
2014年9月

2014-09-27 | Posted in BLOG, 本/雑誌/TV/映画 | Tagged as ,

 

芹沢銈介@日曜美術館

芹沢銈介美術館

日曜美術館で、芹沢銈介特集!

日曜美術館@ Eテレ

あふれ出る”デザイン” 民藝の巨人・芹沢銈介
2014年9月14日放送
再放送:9月21日よる

日本民藝館館長・プロダクトデザイナーの、
深澤直人さんが出演!
これは、楽しみです。

(日曜美術館WEBより引用)
現代のクリエーターたちが、その不思議な魅力にひかれるという作家がいる。染色の人間国宝・芹沢銈介(1895~1984)。漁師の道具を着物にあしらい、のれんに縄のれんの模様を染める。大胆かつ繊細、そしてどこか懐かしさを誘うデザインの魅力はどこにあるのか。
静岡の名家に生まれ、東京高等工業学校図案科を卒業後、図案や手芸の指導をしていたが、民藝運動をけん引した柳宗悦と出会い、人生が一変する。「用」と「美」―手仕事で作られた何気ない日用品の持つ美しさにひかれ、さらに沖縄伝統の染物「紅型(びんがた)」と出会って独自の道を切り開いていく。1976年には、パリで個展を開催し、「風」の文字をデザインしたのれんが大人気を博した。芹沢の傑作の数々を堪能しながら、現代のクリエーターたちが、その魅力を読み解く。

<関連展覧会>
生誕120年記念 デザイナー芹沢銈介の世界展

*写真は、静岡市にある芹沢銈介美術館を外から撮影したもの。

2014-09-07 | Posted in BLOG, 本/雑誌/TV/映画 | Tagged as ,,

 

1 / 41234