展覧会/染織作家

伝統工芸展へ、行ってきました。 染織では、高松宮記念賞を受賞…

日本伝統工芸展2014へ

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伝統工芸展へ、行ってきました。

;第61回日本伝統工芸展

 

染織では、高松宮記念賞を受賞された、藍形染の松原伸生さんの作品が、本当に素晴らしかったです。なんと、図録のデザインに!!
もちろん、本物をご覧頂かないと分からないのですが、デザインに落とし込んでも、漣(さざなみ)が、寄せては返し、水面が淡く揺らぐさまが伝わってくるようです。

実物が染められているのは、夏着尺(夏大島、と丸山伸彦氏の解説より)。柔らかく透ける絹に、精緻な文様が、淡い藍色で染め出されています。綿布を用いた際の、きりっと冴えた風情とはまた異なり、着るひとを優しく包み込む、理想の夏衣、といった風情。凛としたその美しさに、思わず触れてしまいそうになりました。

 

;第61回日本伝統工芸展図録
これから行ってみようかな、という方に、オススメなのは、Eテレにて放送の、「日曜美術館」。本展の特集「風と土と技と 第61回日本伝統工芸展」は、21日9:00- 放送予定です。

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