松本にある、著名な染織作家の工房を訪ねました。
ちょうど、糸とり、糸染め、織り、すべての工程で作業が行われていて、様々みせて頂くことができました。
お茶の時間に頂いた、生の杏がとっても美味しくて、爽やかな酸味が舌に残りました。
工房見学は、貴重な作り手の時間を奪うことでもあり、やたらに行くものではないと思っています。
しかし、作り手とゆっくり話すことができ、また、製作場所に流れる時間や空気を直に感じられることもあって、機会があれば、必ず伺うようにしています。
お話しさせて頂く機会を得て、そのお人柄とお仕事に触れ、素晴らしい織物と、お弟子さんをたくさん輩出されていることに、深く納得。
貴重な機会に感謝です。
商店街の下駄屋さんに、「ねずこ下駄」というものを見つけました。木曽の木で、桐より固く、傷つきにくく、少し重いけれど丈夫なんだそうです。
松本は、民芸とハイカラな文化度の高いまち。
いつ訪れても、豊かな気持ちになれます。