展覧会/染織作家

「時代と生きる-日本伝統染織技術の継承と発展-」の関連企画として…

染織技術をささえる人と道具

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;無形文化遺産部

時代と生きる-日本伝統染織技術の継承と発展-」の関連企画として開かれる講演会のご紹介です。秩父銘仙の新井教央氏、藍形染の松原伸生氏も登壇予定。申し込むは不要ですので、ぜひふるってご参加下さい。伝統的な日本の染織技術を考える上で、道具の問題は欠かすことができません。

 

『染織技術をささえる人と道具』
2015年2月3日(火)
13:00-17:00 (申し込み不要)
文化学園大学 C館5階C-051教室
渋谷区代々木3-22-1

報告 「伝統染織業界をとりまく現状-展覧会企画を通じて―」 吉村紅花 (文化学園服飾博物館)

パネルディスカッション 「染織技術をささえる人と道具の現在」

コメンテーター 藤井健三 (一般財団法人 西陣織物館 顧問)
コーディネーター  菊池理予(東京文化財研究所)
パネリスト 新井教央 (秩父銘仙 新啓織物)/ 瀬藤貴史 (友禅染 株式会社三八染工場)/中山俊介 (東京文化財研究所)/松原伸生 (藍染・長板中形 藍形染まつばら)/横田透 (小紋染 有限会社横田伊三郎)/吉村紅花 (文化学園服飾博物館)

東京文化財研究所では、無形文化遺産の伝承に欠かすことのできない原材料や道具についての調査研究を行っています。
これらの調査を進めていく中で、伝統技術を伝承するうえで欠かすことのできない道具については、その保護が十分でないことが明らかとなってきました。職人の高齢化等に伴う工房・工場の廃業によって、不使用となった道具類は廃棄されているのが現状です。 その一方で、若手の技術者の中には道具類が手に入らないため、十分な仕事が出来ない者もいます。「伝統技術をとりまく道具」と技術の 関わりを考えていくこと、更には使われなくなった道具の活用法について議論することは喫緊の課題と言えます。
今回は、文化学園服飾博物館で開催される伝統染織技術の継承に関する展覧会の開催とも合わせ、「染織技術」に焦点をあて、 技術を取り巻く道具の現状について、技術者やその関係者の方々にお話いただくことで技術と道具の関わり、その保存と活用について考えてみたいと思います。 展覧会会場では東京文化財研究所で撮影した染織技術の調査映像もご覧いただけます。(公式Websiteより引用)

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