繊維試験場の見学へ行ってきました。3Dプリンタ、着物などの柄もプリントできるインクジェットプリンタ、環境検査の機械や、品質チェックの現場まで、とても興味深く拝見致しました。
中でも気になったのは、「染色堅牢度」の検査。洗濯による色落ちの程度や、汗による変態度(どのくらい色が変化したか)を調べる検査を行い、級数で評価します。高温多湿の日本は、からっとした陽気のヨーロッパと異なり、堅牢度が重要です。イタリアの製品などは、そこまで堅牢度にこだわって作られていないのだそうです。
写真は、検査用の顕微鏡。インクジェットで布や紙にプリントされた模様を覗くと、ドットで見えました。今はとても高性能になっていて、素人目に判断するのはとても難しいのだそうです。
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もう一つ面白かったのが、アパレル検査室にあった日本人女性の平均を示したボディ。左から20代、40代、70代の平均をとった体型に作られています。もちろん世代差もあり、年齢でこーんなに体型も変化するのですから、その方の体型にあった着付けが必要です。とても分かりやすく重要な比較でした。