現在、日本民藝館では、生誕120年記念 濱田庄司展が、開催。
多くの民藝ファン、うつわ好きで賑わっています。
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染織でいえば、今年の夏の展示では、桐板や紅型の登場する、琉球の染織の他に、「台湾の工芸」という特集が気になりました。
苧麻を使った織物や、貝殻やビーズを使った胴衣のようなもの等、珍しい工芸品が出展。
「民藝」の特集では、柳が戦時下において行った、台湾への調査旅行によって、展示されている品々を命がけで持ち帰ったことが記されています。
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今年は、濱田だけではなく、東京高等工業学校で同期であった、芹沢銈介も、生誕120年。
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型絵染めの人間国宝として知られる芹沢は、「生活美のデザイナー」と呼ばれ、生活に関わる多彩なジャンルの中で、型紙でなければできない世界観を創り上げた、類い稀なデザイナーです。
その世界観は、静岡市立芹沢銈介美術館や、別冊太陽 芹沢銈介特集でも垣間みる事ができますが、秋には日本橋髙島屋にて、「デザイナー 芹沢銈介の世界展」が開催されます。
深まる秋にぴったりの芹沢カラーに囲まれる、至福の一時を楽しむことができそうです。