昨日は、「京のほんまもん講座2018」西陣絣についての講座を聴講致しました。
京都女子大学 前崎信也先生、西陣の若手女性絣職人・葛西さん等のお話をお伺いすることができ、貴重な時間でした。
西陣絣は、西陣で作られる、「織物」の一種。絣お召しなどが代表的ですが、豪華絢爛な西陣織のイメージが強く、あまり知られていないのが悩みの一つとのこと。
こちらは、ちきりに巻かれた絣糸を手に説明をする、葛西さん。絣が好きで好きでしょうがないのだそうです。西陣は、産地としてかなり細かな分業制となっており、彼女は絣糸だけを作る方。素晴らしい技術なのですが、着物以外の活かし方、後継者問題等、課題は山積みとのこと。
講座は終始、「絣愛」あふれる2時間となり、写真の通り、皆さん真剣に聞き入っていました。
どのように作られているのか、どんなものなのか、どういう風に現代の生活に取り入れられる可能性があるのか。興味のある方って、とても多いのです。
40代の葛西さんがいらっしゃらなければ、残りの職人さん達は70-80代という現状。どこもそのような状況ですが、葛西さんのような方が何とかつないでいらっしゃるものを、さらに先に繋げていかなければならないことを再認識しました。
必要なのは、知識ではなく、知恵。
憂いてるだけでは、未来は変わりません。
私も他パートを少しお手伝いしたGoogleのProject。ぜひ、西陣絣のパートもご覧下さい。
Google Arts&culture
「西陣絣」
https://artsandculture.google.com/exhibit/mAIS7eN3-TCGJw…