2013-03
一衣舎「春展」2013
今年もこの季節がやって参りました。
つつじが咲き誇る、久我山の妙壽寺にて、仕立てのカリスマ 木村 幸夫 氏が主宰する、『一衣舎』の春展が開催。
ご案内にも、春らしい、手描きジャワ更紗、お召し染め小紋など、一衣舎さんらしいセレクトが並びます。
一年に一度のこの機会、ぜひお見逃しなく。
『2013年 一衣舎 春展』
2013年4月26日(金)~29日(月)
11:00-18:00 (最終日は16時まで)
「本覚山 妙壽寺 鍋島客殿」
世田谷区北烏山5-15-1
03-3308-1251
http://myojyuji.or.jp/
結城紬との出会い - 帯留めとうつわ、カトラリーを通して -
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熟練の手仕事が重ねられ、結城紬はうまれます。
しっとりとした質感、落ち着きの中にある派手さとは別のはなやかさ、着るほどにやわらかく馴染み、ずっといっしょにと手放せなくなります。
そんな結城紬に合うような帯留めを、それぞれ、内田さん-陶、大室さん-ガラス、竹俣さん-金属という三者三様の素材を使ってつくって頂きました。
普段つくっていらっしゃる、うつわやカトラリーも並びます。
すてきな出会いに、ふわっと気持ちが明るくなって、春の訪れにこころはずみます。
あたらしい物語がつむぎだされます。
どうぞお出掛けください。
また、本展会場のすぐとなり、つむぎの館内の陳列館では「奥順結城紬新作発表会」(3/16-31)も開催されます。
あわせてご覧ください。
2013.3.16(土)-24(日)
10:00-18:00
火曜定休
茨城県結城市大字結城12-2 つむぎの館 Gallery&Cafe壱の蔵1F
tel 0296-33-5633
蝉の羽衣 上布の美~「宮古島スタイルのカタチ」展
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先日、「蝉の羽衣 上布の美~宮古島スタイルのカタチ 展」に行ってきました。
新宿Ozoneの展示スペースには、現在の宮古上布や、宮古上布でつくられた小物、宮古上布に関する貴重な資料まで、盛りだくさん。
ちょうど小笠原小枝氏の講演会が始まるところでした。ラッキー!!
氏の講演を伺い、宮古島を始めとする沖縄の島々は、地図で見ると驚くほど大陸に近く、東南アジアと共通点のある染織が多いことを改めて認識いたしました。
宮古上布って、透けた感じと「砧打ち」(きぬたうち)のツヤツヤがとても美しい織物です。新宿にお出かけの方は、ぜひ実物をご覧下さいませ。18日まで。
http://ikttjapan.blogspot.jp/2013/03/blog-post.html
森田空美のシンプル美着付け
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本物は、シンプルで美しい。
我が師、きもの研究家・森田空美の最新刊をご紹介。
通算5冊目にして、はじめて「着付け」にフォーカスした一冊です。
独立後、つくづく思います。
師から学んだことは、ひとつも間違っていませんでした。奥へと進めば進むほどに、我が師の「着付けメソッド」、ひいては「きものスタイル」の奥深さに、さらに心を奪われる日々です。
自らレッスンをする立場になって、様々なきものの着方、着付けの道具、着付けの理論を目にしますが、答えはひとつ。
シンプルで美しいものが、真理なり。
きものを着てみたい方、森田メソッドを選んで、100%損はありません。
半衿付け、浴衣の着方&帯結びも掲載あり。まずは、この夏、浴衣からチャレンジしてみては?
◎『森田空美のシンプル美着付け』
世界文化社
2013年3月
森田 空美(もりた あけみ) 著
染織作家・小島秀子氏のトークショー
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新宿御苑近くの「ラ・ケヤキ」で開催中の催事にて、染織作家・小島秀子氏のお話会が行われました。
昨日は、お天気も良く、きもの日和。春らしい装いで、ぽかぽかのお出かけ、と行きたいところでしたが、朝から着つけだったので、残念ながら仕事着で。会には、きもの姿の方が多くお出かけでした。
話し手の小島秀子さんは、染め替えの結城紬にご自身の帯をお召しで、とても素敵。
その人らしく装う、というのは、こういうことなのだと思います。
作り手の方々にも、もっともっとご自身の作品を自信をもってお召し頂きたく、今後もそのお手伝いをしていきたいと思います。
もう一枚の写真は、グレーの中に春らしいレモン色が織り出された新作の帯。
おさえた色遣いの中にも、立体感ある織の力強さと色の優しさが心地よく響き合う、素敵な作品でした。
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今回は、染織作家としての来歴やルーツのお話が中心でしたが、織や糸、色のお話など、さらにさらに聞いてみたい!と興味が深まった1時間でした。
『七緒』vol.33
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『七緒』vol.33
「下田直子さんのクロスステッチ帯」p106~p113
スタイリング、着つけ を担当しました。