2014-02
きもの簞笥 澤地久枝
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『きもの簞笥』
2010年4月
淡交社
澤地久枝 著
宮古上布の組合を見学しました
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宮古島の中心部にある、宮古上布の織物組合にお伺いしました。
宮古上布とは、苧麻を糸績みして生まれた貴重な糸に絣を括り、琉球藍で藍染めをした後、織り、砧打ちをした、つややかな夏のきものです。現在は、年間20反ほどしか織られていない貴重な織物で、きものファンの間では、憧れの薄物として知られています。
その中心を担っている組合で、見学をさせて頂きました。
泡盛と黒糖を使って建てられた藍の部屋には、いくつもの樽が並び、ゆっくりと藍がかき混ぜられていました。部屋の外まで、つんと藍の香りが漂い、真っ青に染まった糸が、くるくると竿に巻き付けられて、干されています。何度も何度も染めることで、ようやく深い藍色の糸が生まれるのです。
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見学した機場では、ちょうど十字絣が織られているところでした。
経糸にも緯糸にも細かな絣が施され、しゅっと杼を通して織られる度、緻密に絣が合わせられていきます。
ほんとうに、気の遠くなる作業。高価な織物である事も、うなずけます。
宮古島には、宮古上布以外にも、さまざまな織物が存在し、あまり知られていないものもあります。もっと、たくさんの方々に、宮古の織物を知って頂きたいと思いました。
宮古島で織物体験
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大雪に阻まれながらも、何とか宮古島に到着。
目的は、宮古島の織り姫訪問と、久しぶりの休暇だったのですが、羽田から到着まで8時間。さすがにちょっと疲れました。
それでも、初日から、いきなりディープな宮古織の世界へ。
宮古島の織物工房で、織物体験をさせて頂きました。
実は、機に座るのは、これが初めて。
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ちゃんと、糸巻きをしてから。
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徐々に、ランチョンマットが織り上がっていきます!
均等に織るのは、とっても難しい。
柄は、パザ(網代)という柄で、縞の柄が交互にでてきます。
わずか、2時間で出来上がり!
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楽しい時間でした。感謝。
織三蹟 展
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織樂浅野さんより、素敵なご案内を頂きました。
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常に、未来の西陣を見据えられ、新しい試みを続けられていることに、いつも強い刺激を受けます。
今回は、おび弘さん、帯屋捨松さん、織樂浅野さんがともに、和様の美しさをテーマに、展覧会をされるとのこと。
とても、楽しみにお伺いしたいと思います。
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「織三蹟」
2014.3.6 (木)-3.11(火)
11:00-19:00(最終日は、17時まで)
ヒルサイドテラス C棟ギャラリー+E棟ロビー
日本の色辞典
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「日本の色辞典」
2000年
吉岡幸雄
紫紅社
豆まき
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節分のお仕事で、早朝から千葉へ行って参りました。
毎年、数万人の人出があるとのことで、ほんとうに見渡す限り、人人人!!
梅のつぼみも一気にふくらみそうな、温かな春の陽気に恵まれ、豆まき日和となりました。