2014-11
出張着付け:シェアハウスにて
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巣鴨のシェアハウスにお邪魔しました。用向きは、出張着付け!シェアハウスにお住いの皆様で、花嫁のたっての希望あり、ご友人の結婚式に3人でお着物を着られて、出かけられるとのこと。
伺って驚きました。30畳はあろうかという、広々としたキッチン。地下にはトレーニングルーム。皆さん、自室で過ごされる時間が短いというほど、楽しく過ごしていらっしゃるんだそうです。
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生憎のお天気でしたが、皆さん素敵なお着物でお出かけされました。
**出張着付け&ヘアメイクのご案内**
InRed&Glow わたし流着物のある暮らし
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『InRed&Glow わたし流着物のある暮らし』
2014年11月
宝島社
P28〜P31 着付けを担当しました。
田中紺屋展へ
型染めで人気の染色家 津田千枝子さんと、けろ企画さんの引率で、田中紺屋ツアーへ行って参りました。
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まずは、『川口の匠 vol.4 麗のとき』@川口市立アートギャラリー アトリエ。
お目当の正藍染め 田中昭夫さんの作品や、制作工程の解説、それから丁寧に作られたVTRを拝見。
現代の作家とは俄かに信じ難い、美しい藍で染められた布に、しばし見惚れました。なんだか、とても古い時代の良き仕事を眺めているような気持ちに。現代に、このような作家が存在することの奇跡。
ツアー参加者の中には、田中昭夫さんについて、できるだけ多くの人に伝えたい、という染色家 津田千枝子さんの熱い想いに、心を動かされた人々が多くいたと思います。
私が心に残ったことばは、津田さんの「藍際が美しい」という言葉。ほんとうに、藍色と白場の境目が、冴え冴えと美しく、藍自体の質の良さを、型付けの美しさを、そして何より、職人の矜持を高らかに示しているように思えました。
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ギャラリーから、いよいよバスで移動。引率がいるとはいえ、恐る恐るアトリエにお邪魔する。お庭には、薪やら干場やら。
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型付けの技法は、長板中形。広幅の布もありますが、何より中形の板が重くて、もう引退されるとか。
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なんと型紙も自ら彫っていた。ぎっしりと重く、まっすぐな図柄。そこが、妙にモダンにも感じられ。
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いよいよ、藍甕。四つあり、上質な阿波藍を建てている。つんと藍の匂い。藍甕を温める、煙。藍染めは、まだ続けられるとのこと。
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皆様、お買い物に夢中。
ツアーを企画して下さった、お二方に心より御礼申し上げます。
柳 崇 織物展
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「柳 崇 織物展」
2014/11/20(木)〜11/22(土)
12:00-19:00
会期中作家 在店
青山八木
港区南青山1-4-2 八並ビル1F
03-3401-2374
なか志まやの更紗展
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「なか志まやの更紗展」
2014年11月15日(土)〜11月24日(月)
12:00-19:00
なか志まや
新宿区新宿1-29-13 平井ビル2F
03-5379-1797
komamono玖オリジナル利休バッグ
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先日、久方ぶりに大寄せの茶会に入る機会がありました。茶席に入るとなると、細々した荷物が多いのが悩み。
いつもの洋物バッグに、サブバッグや風呂敷をプラスすることもできるのですが、できればひとつにまとめたい。というのが本音です。
茶人の間では、もともと「利休バッグ」なるものが重宝されていますが、以前から不思議でした。なぜ、そんなに愛用されるのか。
茶席で悩んだ結果、答えは二つ。まずは、コンパクトながら抜群の収納力。四角い形状が、数寄屋袋か懐紙ばさみを難なく収納します。席入りする前に預けることを考えると、収納力は必須です。
次に、布の柔らかい素材が、茶席に合い、しかも何かと擦れたりする可能性が低いこと。皮のしっかりとしたバッグは、不思議と茶席で違和感を感じます。
しかし、利休バッグには、なかなか素敵なデザインのものがありません。私もデザイン的な問題で、選択肢から外していたのですが、komamono玖さんで、素敵なタイプを発見。フランスの布を使った、オリジナルデザインだそうです。カラーも豊富。
個人的には、若い感覚でお茶をされる方々に、持って頂きたいバッグ。他のシーンでも使うことができ、なおかつ、実用とお洒落を兼ね備えたアイテムは、なかなか見つかりません。
スタジオ撮影
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今日は、早朝から都内のスタジオで撮影でした。 二人のモデルさんに着付け、内一人のモデルさんはスタイリングを。
ロケも好きですが、スタジオって、撮影してる!って感じで、楽しいです。
どんな角度から撮ったら綺麗か、伝わるか、試行錯誤しながら、進めていきます。
現場でしか分からないこと、現場でしか感じられないこと。貴重な時間。
どんな仕上がりか、また発売の際にお知らせいたします。
“By the way”
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きものに合うバッグは、どんなものですか?というご質問をよく頂きます。
ポイントは、「短めの持ち手で、基本は横長の形」と、「きものよりバッグの素材感が勝ちすぎないこと」と、「サブバッグや風呂敷を上手に活用」の3つです。
最近、きものを着る友人にイメージがぴったりとオススメした、FENDIの”By the way“。実際、グレーベージュのこちらを愛用して下さっているそうで、とってもお似合いで素敵でした。
持ってみると、適度な皮の重さが心地よく、底のマチも割と広め。最大の特徴は、肩がけ、クラッチ持ち、取っ手持ちの3wayに使えること。洋服でもきものでも使い勝手がよく、カラーバリエも豊富なので、色違いで欲しくなってしまいます。
ポイントさえ押さえれば、きものに合わせるバッグも難しくはありません。ご自身の感覚で、バッグ選びも楽しんで下さいね。
小倉織復元30周年 築城則子 -縞の今- 展へ
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北九州市立美術館分館で行われていた、『小倉織復元30周年 築城則子 -縞の今-』に行ってきました。丸一日、展示だけを堪能。贅沢です。
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築城則子さんのお仕事を堪能し、小倉城付近散策。いいお天気でした。
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勝山橋にも、築城則子さんのデザインが。
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そして、素晴らしい図録。有山達也氏アートディレクション。もう、表紙からして秀逸です。
染織への想いを新たにした旅でした。
理想の肌着
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「いとほし by 森田空美」の肌着を試してみました。
師匠、森田空美プロデュースの肌襦袢と裾除けが、昨年から、和楽通販で販売されています。
ワンピースタイプの肌着ではなく、肌襦袢と裾除けをきちんと付けることで、きもの姿が抜群に変わってくることは、また別の機会にしっかりと書きたいと思いますが、とにかくこの肌着は、抜群にいい!です。すごくオススメ。
少々お値段は張りますが、素材がしっかりしているので、へたりにくく、洗濯後もシワになりません。
裾除けは、足さばきが抜群に良く、きゅっと気持ち良く引き締まります。また、肌着もしっかり胸を包み込むことができるので、余分な紐いらず。とっても、快適です。
洋服でもそうですが、下着にストレスがないということは、衣類において、とても大切なことですね。
ぜひ、お試しください。