バッグ
komamono玖オリジナル利休バッグ
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先日、久方ぶりに大寄せの茶会に入る機会がありました。茶席に入るとなると、細々した荷物が多いのが悩み。
いつもの洋物バッグに、サブバッグや風呂敷をプラスすることもできるのですが、できればひとつにまとめたい。というのが本音です。
茶人の間では、もともと「利休バッグ」なるものが重宝されていますが、以前から不思議でした。なぜ、そんなに愛用されるのか。
茶席で悩んだ結果、答えは二つ。まずは、コンパクトながら抜群の収納力。四角い形状が、数寄屋袋か懐紙ばさみを難なく収納します。席入りする前に預けることを考えると、収納力は必須です。
次に、布の柔らかい素材が、茶席に合い、しかも何かと擦れたりする可能性が低いこと。皮のしっかりとしたバッグは、不思議と茶席で違和感を感じます。
しかし、利休バッグには、なかなか素敵なデザインのものがありません。私もデザイン的な問題で、選択肢から外していたのですが、komamono玖さんで、素敵なタイプを発見。フランスの布を使った、オリジナルデザインだそうです。カラーも豊富。
個人的には、若い感覚でお茶をされる方々に、持って頂きたいバッグ。他のシーンでも使うことができ、なおかつ、実用とお洒落を兼ね備えたアイテムは、なかなか見つかりません。
“By the way”
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きものに合うバッグは、どんなものですか?というご質問をよく頂きます。
ポイントは、「短めの持ち手で、基本は横長の形」と、「きものよりバッグの素材感が勝ちすぎないこと」と、「サブバッグや風呂敷を上手に活用」の3つです。
最近、きものを着る友人にイメージがぴったりとオススメした、FENDIの”By the way“。実際、グレーベージュのこちらを愛用して下さっているそうで、とってもお似合いで素敵でした。
持ってみると、適度な皮の重さが心地よく、底のマチも割と広め。最大の特徴は、肩がけ、クラッチ持ち、取っ手持ちの3wayに使えること。洋服でもきものでも使い勝手がよく、カラーバリエも豊富なので、色違いで欲しくなってしまいます。
ポイントさえ押さえれば、きものに合わせるバッグも難しくはありません。ご自身の感覚で、バッグ選びも楽しんで下さいね。