展覧会
美ら島からの染と織-色と文様のマジック
「美ら海からの染と織─色と文様のマジック」
於:渋谷区立松濤美術館
2019年8月10日(土)~2019年9月23日(月・祝)
*会期中展示替えがあります
A期 8/10~25
B期 8/27~9/8
C期 9/10~23
牧山 花 「夏ころも」
〜4/21(日)「牧山 花 なつころも」箱根菜の花展示室
牧山花展、行ってきました。
今回は、10年分の制作物を展示するとあり、何とか初日に。
花さんとの出会いは、8年前。アシスタントとして、師匠の撮影&取材に同行し、湯河原のアトリエへ伺った時でした。
アシスタント時代は、撮影には多く参加していたのですが、作家のものづくりの現場に伺うことは少なかったこともあり、花さんの作るものと、その創作にまつわるお話と、キャラクターも含め、その日の出来事は鮮烈な記憶として残っています。
絵画から、染織へ。染織を用いた空間表現から、着尺へ。
そして、そこからの10年。
今回の展示では、これまでの10年分の創作物が、可視化されていました。
夏物の着尺の小巻きのみ、10年分。
同じ人が作り出しているのに、全く同じものはない。
アーティストのカタログレゾネを、空間で表現しているような展示。
100%、花さんにしか、できないことです。
ぜひ、たくさんの方に見て頂きたいです。
青山 八木でお取り扱いされるようになり、八木さんのアドバイスや実際に着るお客様と接することで、着尺としてはまたさらに洗練されていき(昨年の個展は、仕事で間に合わなくなって伺えなかった、涙)、花さんの作品は進化していきました。
そして今回、これだと思える一反に巡り会えました。
小巻きをすべて見て確信が持てました。
8年待った甲斐がありました。
菜の花箱根展示室は、箱根湯本から少し歩いたところにあります。
桜はあと少しでしたが、ロマンスカーでお出かけも楽しいですよ。ぜひ。
*************************
牧山 花・夏ころも
2019年4月6日.土―4月21日.日
Open11:00―17:00/Close10日(水).17日(水)
作家は全日在廊です。
箱根菜の花展示室
神奈川県足柄下郡箱根町湯本351-2
TEL.0460-83-8166
http://nanohana-tenjishitsu.com/
「牧山花と髙橋台一のお話し会」
テーマ「夏ころも」
4月13日(土)15時より 参加費 1,000円(お茶とお菓子つき)
牧山花さんと出会って10年近くが経った。
5年前、染の津田千枝子さんの企画の時に会って、「作品を見せて下さい。」と言ったら、3本の反物の夏ころもを持って現れた。それを見た私は、花さんの織りのもつ深さと透明感に「おそろしい。」と発言したという。覚えていないが、それからその日の深夜まで12時間も話し込んだらしい。以後、年に12本織る内の3本ずつを買い取ってきて、4年が経った。
12本の夏ころもが揃った。そして花さんの10年間の集大成として、織った反物の記録として残してきた小巻の100本で、大きな展覧会ができることになった。それが今回の企画です。
まずはじっくり見てほしい。花さんにしかできない、織りをアートに昇華させる力をもっている。
花さんから制作のコンセプトが届いた。
一本の線を引く。
心がざわざわと動き始める。
その線の存在のゆらぎを追っていったら
無数の交点が交わる布の世界に入り込んでいました。
ミニマムとも思える
たてとよこの線の交わりの中で
どれだけのゆらぎと出会い
表出させることができるか
それが、常に思い続けていることです。 牧山 花
花さんが織りを夏ころもだけに限定してきたのはなぜかも含め、
花さんの織りの根本が何であるか?
私も話しの中で深めていきたい。ということで、お話し会を企画します。
ぜひご参加下さい。
2019年3月9日 店主 たかはしたいいち。
琉球 -美の宝庫-
現在、サントリー美術館で開催中の「琉球ー美の宝庫ー」。紅型をはじめとする琉球の染織品や、王家のお宝が数多く展示されています。名品揃いでオススメの展覧会。
サントリー美術館はゆったり展示されていて良いですね。花鳥図も素晴らしかったですが、こちらの琉球美人図も面白かった。
身分の高い女性と低い女性の装いを両方とも見ることができます。
展示替えがありますが、9/2まで。
ゆかた浴衣YUKATA
現在島根県立石見美術館にて行われている、「ゆかた 浴衣 YUKATA -すずしさのデザイン、いまむかし」展(〜9/3)。
面白そうな展覧会だったので、可愛らしい図録を取り寄せました。遠方の展覧会なのを残念に思っていたのですが、来年東京(泉屋博古館分館)等に巡回するとのことで、とても楽しみです!
洛風林の愛すべき世界の文様展
;
「洛風林の愛すべき世界の文様展」
2018.6/1(金)、6/2(土),6/3(日)
11:00-18:00 (最終日は16:00まで)
アンスティチュ関西ー京都3F
京都市左京区吉田泉殿町8
工芸帯地 洛風林 075-231-6536
いつもとても素敵な帯を発表されている洛風林さんが、世界各国から集められた資料や作品を展示する展覧会をなさいます。
今回のように販売会ではなく展覧会を開催するのは初めての試みとのこと。
あのワクワクするような帯の文様はどこから来ているのだろう?そんな発見がある会になりそうです。
私は、5/31-6/1 で京都へ行く予定。
滅多にない機会、ぜひお運びくださいませ。
柚木沙弥郎の染色 もようと色彩
大好きんな柚木さんの展覧会がリリースされました。楽しみです。
「柚木沙弥郎の染色 もようと色彩」
於:日本民藝館
2018年4月3日(火)~6月24日(日)
柳宗悦の思想と芹沢銈介作品に啓発され染色家となった柚木沙弥郎(ゆのきさみろう/1922― )は、制作のほか、後進の育成にも力を注いできました。近年はフランス国立ギメ東洋美術館など国内外で展覧会を開催、今なお旺盛な創作を続けています。工芸において模様を作る力がますます脆弱化する現代、柚木が生み出す模様と色彩は、私たちの渇きを荒原に湧いた泉のように潤してくれます。
今明子の帯-織の自然誌2018-
今明子さんの裂織の展覧会です。
ぜひお運び下さいませ。
『今明子 -織の自然誌2018-』
2018.3.1(木)-3.7(水)
11:00-19:00(最終日15:00まで)
Gallery Concept21
港区北青山3-15-16
織物以前 タパとフェルト
京橋のリクシルギャラリーで行われている、「織物以前 -タパとフェルト-」へ。
着物が作られる時、織、染、縫など様々な技法が使われますが、「織物以前」、織物が生まれる前のことを考えたことはあまりなかったので、とても興味深く拝見しました。
正倉院展で、フェルトが出展されていた年があり、素晴らしかったのですが、一体どうやって作るのだろう、、という謎も、貴重な資料のお陰でよく分かりました。
織物さえ生まれる前の、原始の営み。
興味のある方は、ぜひ見に行ってみて下さい。
津田千枝子展@菜の花箱根展示室
『津田千枝子型染めの布と帯』@ 箱根菜の花展示室へ。今回も素晴らしかったです。デットストックの榀布で染めたという八寸帯が忘れられません。
柿の木坂の「ちもと」のティールームが箱根湯本にあり、銘菓湯もちを頂きました。お茶も美味しかった。よいプチ旅行でした。
「作為の外」へ